呪い代行

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Rosenkreuzer 薔薇十字団

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薔薇十字団の起源

薔薇十字団の思想起源は古代にまでさかのぼることができる。

ある時は地下に潜り、ルネサンス時代イタリアで復活以来、西欧の思想に確固たる足場を築いた。 薔薇十字団の思想は、二元論的宇宙観を持ち、霊(上位世界)と物質(下位世界)の二つの世界で構成され、下位世界は下位の神の創造による邪悪な世界であり、上位世界は善霊の支配する神的世界としている。

現代活動を続ける薔薇十字団は17世紀初頭にドイツで生まれた。 創設者はクリスティアン・ローゼンクロイツという人物で、中東を旅行して神秘学の知識に通じ、ドイツに帰り秘密の友愛団を結成した。 百六歳まで生き、埋葬され120年後に彼の納骨堂が薔薇十字団員によって発見され、尚且つ、納骨堂の中に120年後に自分の遺骨が薔薇十字団員によって発見されるだろう・・・と、予言が書かれていた。

それがきっかけととなって薔薇十字団員は自らの存在を公表し、ヨーロッパの智者たちに参加を呼びかけた。 現代でも始祖クリスティアン・ローゼンクロイツの遺志を継ぎ、錬金術や魔術などの 古代の英知を駆使して、人知れず世の人々を救っている。

多くの人々が運動を誉め称える本を書いたり、また、認められて加入できることを期待していた。 あるものは異端であるとして攻撃するなど、これらはドイツで大きな反響を巻き起こした。

薔薇十字団員は、社会を奇跡的に変革して新時代を到来させる秘密の知恵の鍵を所有しているとされる。 現代では数多くの薔薇十字団についての文献も発行されている。

薔薇十字団の団員。その影響力。

瞬く間にヨーロッパ中に広がり、西洋思想の影の潮流とした薔薇十字団。そんな薔薇十字団に影響を受けた芸術家、哲学者、政治家は多く、デカルト、ニュートン、ゲーテ、F・ベーコンも薔薇十字団員だったといわれる。

デカルト、ニュートン、ゲーテ、F・ベーコンの思想哲学に影響を及ぼし、今尚、現代においても人びとの想像力に訴え続けている。

森毅氏(『朝日新聞』1986年9月15日) 「薔薇十字の亡霊が17世紀ヨーロッパをさまよていたことは、たしかなことだ。 イエイツによれば、それはエリザベス朝のジョン・ディーから、プラハのルドルフ朝に流れ、薔薇十字国家ファルツに結実し、30年戦争に圧殺された後は伝説として残った。

表面的には魔術にたいして警戒的だったベーコンやデカルトにも、薔薇十字の反映が見られるし、英国学士院の誕生にまで、ハーグに亡命したボヘミア女王宮廷の投影を見逃さない」

現在の活動

魔術師協会本部 薔薇十字団は、何世紀にもわたる長い歴史をもっているのみならず、古今東西の英知を結集し、有形無形の文化資産を擁し、いかなる宗教・政治団体ともまったく無関係の立場で、国際的な親善、理解と協力、多くの方々へ魔術を通して精神的なご奉仕活動を行っております。

当会(魔術師協会本部 薔薇十字団)は日本で数少ない黒魔術の研究組織であり、黒魔術による悪魔召喚儀式(呪術代行)や、黒魔術道具の販売、魔術師の育成、各種魔術セミナーを行っております。

また、当会(魔術師協会本部 薔薇十字団)は秘密結社ではありません。

政治団体ではなく、政治団体との結びつきもありません。

個人は自身の良心に従っていかなる政治的信条も持つ自由があり、その自由は決して侵されてはならないという立場を取っているためです。

参考文献

より深く薔薇十字団についてお知りになりたい方はこちらの文献をどうぞ!

F.A.イエイツ 著 『薔薇十字の覚醒』 (工作舎、1986年)

初学者はまずこちらをおすすめいたします 

ヨーハン・ヴァレンティン アンドレーエ、種村季弘訳 『化学の結婚』 (紀伊国屋書店、1993年)

上記、イエイツの著書にも『ファーマ』等の翻訳が入ってますが、 ドイツ文学専門家としての巨匠の決定版です。 

エディゴフェル著 『薔薇十字団』 (白水社、クセジュ文庫、1991年)

読みやすく入門書に相応しいないようですが、現在では入手が困難となっております