呪い代行

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ガルドル魔術

2023/11/28
ガルドル魔術
galdr magic
「ガルドル」は「歌う(gala)」に通じ、魔術的な歌 (歌謡「ガラ」 または加護の譚詩曲「クヴェザ・ガルドラ」)を演じることによって実践するタイプの北欧の魔法。
魔術的な歌を歌うことでその効力を発揮するとされた。
「呪歌」ともいわれる。
「ルーン」実践者によれば、各々の「ルーン」には詠唱したり歌ったりするための「特定の音」があるという。
通常それらは、それによって表されるところの「音価」を有している。
(ほとんどの「ルーン」は「ラテン文字」と対応している)
「歌唱」または「詠唱」するという行為は、多かれ少なかれ物体としての護符を使用するのと同様の効果があると言われている。
「ガルドル」を発明し敷衍させたのは「アーサ神族」。
とりわけ「オーディン」によるものとされ、彼には「魔法呪文の父ガルドルス・フェズル」というあだ名が付けられた。
「フレイヤ」と言う女神から魔術を教わった「オーディン」がさらに新しい魔術を求め努力する中で、「ルーン文字」の要素を魔術に取り入れることに至った、とのこと。
術者は呪文を歌うと同時に、求めている効果にあてはまる「ルーン文字」を、書きしるすか、刻むかした。
 呪文を唱えることで、武器から身を護り、鎖のいましめを解きほどき、傷を癒し、 病気を治し、火を消しとめ、嵐をしずめ、女性の愛をものとし、預言を請うべく死者を呼びさます等の効力があるものと、信じられていた。