呪い代行

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テンプル騎士団

2024/05/06
テンプル騎士団
Paupers commilitones Christi Templique Solomonici
十二世紀初頭、十字軍の聖地奪回によって結成された軍事的修道会。
正式名称は「キリストの貧しき騎士にして、エルサレムなるテンプル騎士修道会」。
「神殿騎士団」や「聖堂騎士団」などとも呼ばれる。
第一回十字軍によってキリスト教徒の占領下におかれたエルサレムの防衛と巡礼の保護のために成立。
1118年、「ユーグ・ド・パイヤン」の呼びかけにより結成された騎士道修道会。
その活躍により、フランスをはじめとする欧州諸侯からの支持を獲得。
現金や土地の寄進を受けるに至る。
近代の株式会社システムの原型とされる斬新な組織体制を整え、最盛期には9万箇所の騎士団領を有した。
ヘルメス学に拠った建築様式や体制を有し、のちのフリーメーソンなどの秘密結社に決定的な影響を与えた。
1308年に異端審問に付され、大弾圧を受ける。
審問は、「キリスト」を否認し、邪神「バフォメット」の偶像を崇拝、入会儀礼において男色が強要されるという告発文書によって始まった。
政治的には騎士団の資産没収を狙ったフランス王「フィリップ」の陰謀であったとされる。
東西文化の交流の媒介者として大きな約割を果たした。
実際に騎士団がイスラム文化圏との接触によってさまざまな秘教的古代伝承の影響を受けていたことが想定される。
原型はイスラムの「アサッシン」であった、という説もある。